手汗、足汗は何科に相談?目的別に病院の選び方を教えます


手汗や足汗に悩んでいる人は多く、日々この汗を何とか止めたい、抑えたいと苦労しています。
かくゆう私も手汗、足汗に毎日悩んでいます。

民間療法や手汗専用の制汗剤で抑えられるのであればそちらの方が良いのかもしれませんが、それでも抑えられなかったり、逆に制汗剤などは信用しないで病院に行って治してほしいという人も多くいます。

ただ、どういう目的で病院を探しているのかによって何科を受診すれば良いのか変わります。
単純に相談したいだけであったり、一時的でいいから止めたい、今後発汗は不要と思っている人など、悩みは様々です。

そこで、自分の悩みに合った病院の選び方を教えます。
これから病院に行こうかな?と思っていたあなた、ぜひ参考にしてください。

手汗に関する科は全部で4種類もある

手汗に関する科は全部4種類あります。それぞれ、

  • 皮膚科
  • 整形外科
  • 美容整形外科
  • 発汗専用外来

となります。
何となくイメージが湧きやすいものから、初めて見たという人も多いのではないでしょうか。
ここまで大きく分かれているのには理由があります。

手汗対策は様々ありますが、その方法によって専門分野が異なるのです。
相談だけという場合については皮膚科が一番ですが、治療の詳細は別と考えてください。

それでは、それぞれ、どういった目的の時に利用すればいいのかを解説します。

皮膚科は一般的な手汗の対策の相談と治療を行っている

皮膚科は一般的な手汗の相談や治療を行っています。
主に、患者さんから症状について問診等を行い、それに合わせて手汗の相談を受け、必要であれば治療を行うというものです。

具体的な治療方法として、塩化アルミニウム液の処方やイオントフォレーシス治療などを行っています。

塩化アルミニウム液は皮膚科学会認定した手汗を止めることのできる手汗対策です

塩化アルミニウム液は、日本皮膚科学会が認定した手汗を止める効果のある対策方法です。

塩化アルミニウムの効果は、手の平の皮膚に炎症をおこし、汗の出る汗腺を塞ぎます。
この炎症によって汗腺を塞ぐ効果が認められているので、皮膚科に相談に行くと、治療方法の選択肢として塩化アルミニウム液を提示されることが多くあります。

塩化アルミニウム液の使い方は簡単で、塩化アルミニウム液を手の平に塗り、一晩過ごします。
その後、手の平を良く洗うというだけです。
病院で処方される塩化アルミニウム液は濃度20%です。これを薄めて使う必要はありませんのでそのまま使ってください。

塩化アルミニウム液が効果を出し始めるまでは人により異なりますが1週間~2週間程度で実感できると言われています。

塩化アルミニウム液にはデメリットが一つだけあります。
それは、手が荒れるということです。
手の荒れ方は普通の生活では考えられないくらい荒れます。
皮膚組織の一部と塩化アルミニウム液が反応して皮膚が炎症を起こすため、通常以上の荒れ方をおこすのです。
元々の肌が弱い人にはお勧めできません。

塩化アルミニウムについてはこちらに詳細を纏めています。

イオントフォレーシスは水に手を入れて電気を流す治療方法

イオントフォレーシスは水を張った容器に手の平をつけ、そこに非常に弱い電流を流して手汗を止める方法です。
水に電気を流すことによって水素イオンというものが発生します。
この水素イオンが手汗が出てくる原理自体を阻害するというものです。

1度使っただけでは効果はありませんが、長期的に使うことで手汗自体が出なくなります。
手汗が止まるまではほぼ毎日の通院が必要で、8~12回程度の通院で手汗が止まります。
一度止まったらあとは少しづつ回数を減らしていきます。
最終的には1週間に1回程度の通院で手汗は止まります。

イオントフォレーシスは保険適用となるので、1回当たりの料金は600円程度です。
月換算で2,500円程度でしょうか。手汗対策としてはかなり安い部類に入ります。

ただ、イオントフォレーシスにもデメリットはあります。
それは継続して使い続けなければ効果が失われてしまうということです。
その頻度は上記している通り、1週間に1回程度は使用しないとすぐに手汗が出てきてしまいます。
家庭用にドライオニックという商品も発売されています。

イオントフォレーシスについてはこちらに詳細を纏めています。

整形外科ではETS手術を行って発汗を止めることができる

整形外科では主にETS手術を行います
皮膚科での相談を基に手術を決めた場合は整形外科を受診しましょう。

皮膚科によっては紹介状を書いてくれることもあるので、整形外科でも問診票などを書いた上で、より詳細な手術の説明や術後の状況などの相談が行えます。
もしも手術まで考えているのであれば、皮膚科に相談し、紹介状などを書いてもらうと良いでしょう。

ETS手術は発汗を促す神経を遮断する手術だが、代償性発汗の可能性がある

ETS手術は発汗を促す交感神経の一部を切断し、汗をかくという命令自体を一生出させなくする方法です。
一度手術を行うと基本的には手汗が止まりますが、稀に神経がくっついてしまい、手汗が再び出てきてしまうこともあるようです。

また、手汗が止まったとしても、1日に出る汗の総量が変わることはありませんので、手の平以外から大量の汗が出る、代償性発汗が起こることが多いのです。

デメリットばかりあるように思いますが、1度しっかり手術をすれば一生手汗が止まるというメリットは大きいですよね。

ETS手術の詳細についてはこちらにまとめています。

ETS手術は代償性発汗という副作用が付いて回るので、手汗を止める=ETSという単純思考にならないように注意してください。

美容整形外科ではボトックス注射を受けられる

美容整形外科ではボトックス注射を受けることができます。
ボトックス注射は元々美容整形目的で使用されることが多く、注射の頻度や量などについては美容整形外科がプロです。
湘南美容外科などが有名ですが、湘南美容外科でももちろん手汗のためにボトックス注射が受けられます。

ボトックス注射をすることで汗の出る汗腺の邪魔をして手汗を止める対策方法

美容以外になんでボトックス注射が手汗に効果があるのか。
実はボトックス注射を打つことで汗腺を邪魔して、手汗を出さなくするんです。

ボトックス注射は汗腺の近くに打つことで手汗を止めることができます。
その反面、沢山の箇所に打たないと手の平の汗は無くせないので、いっぱい打つ必要があります。
しかしその効果は絶大で、人によりますが3~6ヶ月は手汗が止まります。

ボトックス注射は少しだけ値段がしますが、1回5万円程度とイメージしてください。

ボトックス注射についてはこちらにまとめてありますので参考にしてください。

ボトックス注射の効果は一定期間で切れてしまうので、継続して病院に通う必要があります。

発汗専用外来では相談から治療までを一手に担っている


最近できた発汗専用外来というところは、汗に関する専門機関で、手汗、足汗、脇汗、顔汗、頭汗など、発汗に関するありとあらゆる方面から相談や治療を行っています。
一概に手汗や足汗のみではないので様々な人がいますが、汗での悩みが多いことがわかると思います。

発汗専用外来で行っている治療はイオントフォレーシスだけでなく、ボトックス注射やETS手術なんかも状況に合わせて行っているところもあるようです。

自宅近く、学校、勤め先近くに発汗専用外来があるのであれば一度行ってみるのもいいでしょう。

しかし、発汗専用外来は解説している医療施設が非常に少ないため、なかなか利用することができません。
もし近くに発汗専用外来があったら一番先に相談した方が良いでしょう。

一番相談に適しているのは発汗専用外来


様々な科を紹介して来ましたが、悩んでいる人の多くは、専門知識を持つ誰かに相談したいという気持ちが大きいと思います。

もしも、そういった気持ちで病院探しをしているのであれば、まずは発汗専用外来が設置されている病院に行って相談してみてください。相談の結果、手術となる場合もありますし、制汗剤などで抑えられることもあると思います。

専門知識のある人との相談を続ける中で、一番自分に合う方法を探して快適に生活を送ることが一番の目標だと思います。

病院探しに迷ったら発汗専用外来を探してみてください。

病院の治療はETS手術以外確実に止めるものはありません

手汗の悩み解決方法ごとに受診する科をご紹介しましたが、ここで大切なことを教えなければいけません。
実は、病院での治療について、治療後に手汗を止め続けられるのはETS手術以外ありません。

しかし、ETSのデメリットである代償性発汗の恐れがありますよね?

一時的に止めるために通院の手間がかかったり、高額な治療費がかかるとなると、二の足を踏んでしまいますよね。
それであれば確実に手汗を止められる制汗剤を使えばデメリットもほとんどなく使い勝手が良いですよね。

手汗を確実に止める制汗剤はファリネだけ

病院に相談することも検討しつつ、今すぐ手汗を止めたいという場合には、ファリネを使いましょう。

ファリネはパウダータイプの制汗剤で、手の平に塗るとすぐに汗腺にパウダーが入り込んで手汗を止めていきます。
また、肌の引き締め成分も入っているので、汗腺自体も小さくなり、日常的に手汗が出る量を減らしてくれます。

一番のメリットは塗り込んですぐに手汗を止めてくれるということです。
本当に手になじむのが速く、粉っぽくなることもありません。
しかし、デメリットとしては、1回の効果時間が2,3時間と短いということです。
1日に何度か塗り直さなければならないところがデメリットですが、の分効果は素晴らしいので、確実性を重視するならファリネが一番おすすめです。

期間限定!ファリネを公式サイトで定期購入すると最大70%引きで購入できる


ここまで手汗対策をご紹介しましたが、実際にファリネを買おうと考えた時に金額の高さで躊躇していませんか?

実は、現在ファリネの公式販売サイトでは、期間限定でファリネを最大70%引きで購入できます。
購入方法は簡単で、ファリネの公式サイトから定期購入をするだけです。

手汗の対策で購入するため、日常的に利用することを考えて購入すると、この割引サービスはかなりコストパフォーマンスが高いと言えます。
それに、手汗対策品なので、自分の使っているペースより早く来たとしても全く問題はありません。

ファリネの購入を検討されている人は、今が買い時です。

      2018/02/18

 - 手汗について, 病院