ひどい手汗の原因と止める方法
私は手汗がひどくて常に悩んでいました。
以下は私が実生活の中で体験した手汗にまつわる不便な日常の一環です。
これを見ているあなたも一度はこんな体験していませんか?
- ゲームのコントローラーがびちゃびちゃになる
- 買い物のお釣りやレシートをもらうときに店員に触れてほしくない
- ノートやルーズリーフの端がへにゃへにゃになって汚い
- 恋人と手をつなぐのが怖くてできない
- スマホが反応しないor反応しすぎて操作できない
- 車や自転車のハンドルが手汗で滑る
- マウスやキーボードに水滴が残り、その後手垢のように残る
- ハンドタオルで拭いたり、手を洗っても止まらない
- 一旦手汗が治まってきたかな?と思ったら手がベタベタザラザラで余計に手汗が出始める
手汗に悩んでいない人の多くは「おおげさ」なんていいますが、本当にこの手汗のひどさに思い悩み、死んでしまいたいと思ったことすらあります。
なんとかしてこの手汗を止めたいと思った私は、色々なことを調べたり、実際に試していく中で一番自分に合った方法で手汗を止めることが出来ました。
私の手汗が止まったのは、ファリネという手汗対策パウダーを使用してからです。
なぜ、ファリネを使うと手汗が止まるのか。
それは手汗の原因とファリネの成分を見ていくことで分かりました。
手汗の原因は大きく4つに分かれる
手汗と一言で言っても、人によって手汗が出る原因は異なります。
手汗が出る原因はおおきく4つに分かれます。
- 精神的なストレス
- 生活習慣の乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 肥満
1.精神的なストレス
手汗が多く出る人の原因として最も多くの人が該当すると言われているのが精神的なストレスです。
人は不安や緊張といった精神的なストレスを感じると、交感神経という自律神経が刺激されます。交感神経が活発になると汗腺から汗が多く出ます。
スピーチなどで緊張して汗がダラダラ出る人もこの交感神経が活発になっているから汗だくになるのです。
精神的なストレスによる発汗はどんな人でも起こる普通のことなので、基本的には問題ありませんが、交感神経が過敏になることで汗の出る量が増え、手汗を沢山かくようになります。
交感神経を静めることで手汗は治まりますが、この交感神経が過敏になってしまう原因はまだ解明されていません。
2.生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れることにより手汗が出る人もいます。
生活習慣というと、かなり幅が広く考えてしまいますが、手汗に関しては主に食事です。
暑いものや辛いものの食べ過ぎにより手汗が大量に出ることがあります。これを「味覚性多汗症」と呼びます。
また、カフェインを摂り過ぎることで手汗が出ることもあると言われていますが、因果関係がはっきりしていません。
詳しくはこちら
コーヒー飲むと手汗が出るは嘘!カフェインの働きと手汗が出る本当の原因
食事とは別にタバコを吸う人はニコチンによる多汗の可能性があります。
3.ホルモンバランスの乱れ
これは女性に多くみられることですが、ホルモンバランスの乱れによる手汗も原因の一つとされています。
ホルモンは脳からの指令がでて作られていくものです。
実はこのホルモンをつくる指示を出している脳の部分と、交感神経をつかさどる部分は同じところなんです。
ホルモンバランスが乱れるということは、そのまま交感神経も乱れるに繋がります。
交感神経が乱れることが手汗を沢山かく原因となりうるのです。
女性は更年期障害・妊娠・月経とホルモンバランスが変動しやすいので、手汗が多い女性はホルモンバランスの乱れが原因になって手汗が起きているとも考えられます。
4.肥満
肥満も手汗の原因の一つとされています。
内臓脂肪や皮下脂肪が増えてくると肥満となります。
人は常に体の温度の調整をするために熱を外に出そうとしています。
その時に内臓脂肪や皮下脂肪がついていることで熱を外に出すことができず、汗をかくことで体温を下げようとします。この発汗に手汗も含まれるため、肥満であることで手汗が出るとされています。
私の手汗の原因は精神的なストレスによる手汗だと分かった
手汗の原因を調べていく中で私の手汗のタイプを振り返ってみると、私は「~~になってしまったらやだな」「~~だったらどうしよう?」といったことをよく考えてしまいます。こういうことがすぐに思い浮かんだ私の手汗の原因は精神的なストレスによる手汗だということが分かりました。
精神的なストレスによる手汗の場合、原因を無くして手汗を止めるということはできません。
原因を無くすことができないなら、それ以外の方法で手汗を止めるしかないということが分かり、私は一番効果的に手汗を止める方法はないのか調べまくりました。
そして発見した手汗を止める方法は、手術でした。
手汗を止めるためには交感神経遮断術という手術が必要
手汗を止めるための手術は交感神経遮断術というもので、手の平の汗を支配している第2~第4交感神経のうち、いくつかの交感神経を切断することで、手汗を止める手術で、交感神経をすべて切ってしまえば「汗をかく」ということ自体が無くなると言われています。
この交感神経遮断術が今のところ確実に手汗を止める方法ということです。
交感神経遮断術のキズはわきの下に数ミリで済むので傷あとはほとんどわからない
交感神経遮断術の手術による傷あとはほとんど目立ちません。
この手術は胸腔鏡という小さい手術器具を使って行います。
手術はわきの下を大体3ミリ程度縦に切り、そこに胸腔鏡を入れて交感神経を切ります。
手術中に傷口が広がることはなく、ほとんどの場合はこの3ミリ程度のキズのみで終わります。
これを両手に行うのですが、傷自体が小さく、テープで止めることから抜糸等がなくすぐに治ります。傷あとが残ることはほとんどありません。傷あとが残っても1年程度でほとんど見えなくなるので、傷あとに関する心配はほとんどないと言えるでしょう。
交感神経遮断術の手術時間は両手で10分、術後3~4時間程度で退院できる
交感神経遮断術の手術時間は両手で約10分とかなり短く、術後は3~4時間で退院できます。
どの病院でもほとんどこれ位の時間で手術が終わり退院できるので、日帰り手術で終わります。
こんな簡単な手術で手汗が止まるなんて初めて知りました。
色々調べてきましたが、これなら確実に手汗が止まると確信できるくらい理論的な止め方なんだと思います。
簡単な手術でも、やっぱり怖い!
手汗を止めるために手術をする。
今まで手術なんてのは一度も受けたことがありません。
手汗を止めるために出来ることなら何でもやりたいという気持ちがありますが、手術はやっぱり怖い!
しかも手術を行うことで手汗は治まりますが、今まで手汗で出ていた分の汗が他の部分から出てくることが多いようです。
人が一日にかく汗の総量は変わらない
人が一日にかく汗の量というのはほとんど同じです。
手汗がすごい人や、顔からの汗、脇汗などが多い人がいますが、その人たちも例外なく、一日の汗の総量は変わりません。
私を含む手汗、顔汗、脇汗で悩んでいる人たちは悩んでいる部位から多く汗が出るだけなんです。
こういった体の構造上、汗をかく部分を減らすことで他の部位に影響を与えてしまうことがあるようです。
術後に起こるデメリットは人によってさまざま
交感神経遮断術について調べていく中で、手術後に手汗は治まったけど、他の部位からの汗がすごすぎて悩んでいる人や、手汗が治まったことにより、逆に手がカサカサになってしまって悩んでいるという人もいることを知りました。
交感神経遮断術を躊躇する一番の理由は手術をしてしまうとその後にデメリットが出てきたときにもとには戻せないということです。
手術をすることによるデメリットを考えると、今すぐ手術することが自分の悩みを解消してくれるわけではないと思いました。
少し楽観的ですが、将来的には根本的に解決できる方法が見つかるかもしれませんしね。
いろんな方法を試してみて、手汗を止められたのはファリネ!
手汗を止めるために手術以外の様々な方法を試してみました。
どれも効果はありますが、正直いって、今の私の手汗は止められませんでした。
そんな中、手術以外で唯一手汗の心配をしなくなった方法がありました。
それは手汗専用の制汗剤を使った時でした。
手汗専用の制汗剤にも良し悪しがあり、私が使った中で一番効果が高かったのはファリネでした。
このファリネは、少し値段が張りますが、ファリネを使った日から手がサラサラで、手汗の心配することがほとんどありませんでした。
サイズもコンパクトで持ち運びしやすいデザインなので、外出先にも持って行きやすいです。
ファリネ以外に自分で試した手汗を止める方法もご紹介
手汗を止める方法を探す中で、手汗を止める様々な方法を試してきました。
その中にはファリネ以外の制汗剤を使ったこともあります。
様々な方法を試してきた中で、私にはファリネが一番自分に合っていると思いましたが、そのほかにもかなり手汗を止める効果が高かった方法もありました。
手汗を止める方法は人によって合う合わないがはっきり分かれます。
私と同じ悩みを持つ人たちが少しでも減ってもらえることが今の私の一番の気持ちです。
実際に自分で試した手汗を止める方法ですので、やってみるかどうかは別にして、ぜひ参考にしてください。
公開日:
最終更新日:2017/08/19